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市川亀ちゃん

最近、というかずっとずっと気になってはいたが、得たいの知れない存在だったのがNHK大河ドラマ「風林火山」で武田晴信役をやっている市川亀治郎・・・である。

正直言って僕は、このドラマを見るまで彼の存在を知らなかったが、晴信役といえばちょいとそこらの役ではない。主人公の山本勘助に次いで重要な役どころである。
そんな役をやるくらいだから、市川という名字といい、きっと歌舞伎役者の何代目かのボンボンなんだろうなあ・・・と想像はしてたんですが。
そう思ったのは、名字だけからではなくって、あのセリフの言い回しと演技でそう確信していたので、あえて調べることはしてなかったんですが・・・。

ついに今日、堪忍袋の緒が切れて(笑)、調べてしまいました。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E5%B7%9D%E4%BA%80%E6%B2%BB%E9%83%8E ウィキペディア(Wikipedia)参照。

やっぱり歌舞伎役者だったんですね、二代目亀治郎さん。
しかも慶応ボーイだったとは。
あぁ、女形を得意とする若手ホープだったんですか。

あなたの演技、気になっている人かな~りいると思いますよ。
僕もはっきりいって衝撃的でした。
あなた一人だけ、ものすごく別世界の雰囲気を醸し出してますもん。
カツゼツはお世辞にもあんまり・・・といいますか、はっきり言わしてもらいますと良くないんじゃないかな・・・と。あれは歌舞伎独特の言い回しなんでしょうかね。
番組が始まった当初は、何でNHKは彼を武田晴信役に抜擢したの?って不思議に思っていたんですが、最近その疑問の答えになるのかなぁ、と思っていることは、上杉謙信役がGachtなんですよね。
対比されるライバル同士を、伝統芸能の梨園の世界と、その対極にありそうな現代の芸能会から抜擢してみたら面白いんじゃないか、とそんな意図があったんじゃないかな、と。

そんな意図を飛び越して、市川亀ちゃん、サイコーです。
「演技」をしている役者を見る快感って、味わった覚えがありません。時代劇だからナチュラルな演技は求められないのかも知れませんが、そこに自然さなんて全くないですもん。
ものすごく違和感あって心地良くなかったものが、ふと気づいてみたら何よりも気になってしょうがない・・・ってそんな感じです。

海老蔵だけじゃないな、若手市川は。
これからは市川の時代かも。
結局、個人的に頑張って欲しい市川は、市川大祐なんですけどね。


投稿:sunifu | 2007年7月23日 00:21 | マイブーム

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感想

某大学図書館で働いているスニフさんの後輩(僕には先輩)さんも、風林火山に出演されてる役者は演技がオーバー気味で濃い人ばっかりだと言ってましたよ。僕は市川亀治郎の舞台は見たことないですけどね。最近の歌舞伎役者はほとんど東京に住んでいて、なかなか上方でお見かけすることも少ないですしね。関西は芝居をやっても儲からないという風潮があって、どうにかしてもらいたいものですけど。また機会があれば、風林火山見てみます。

投稿:近松 | 2007年7月23日 00:37

是非、亀ちゃんの歌舞伎の舞台を見て、感想を聞かせてよ。
歌舞伎の舞台で演じる、ということはやっぱりカメラの前で演じて客はテレビで見る、っていうのとは全然違うんだろうと思うから。

亀ちゃんの写真は何か布袋寅泰の若い頃みたいに見えるんだけど、女形なんだねえ・・・。

投稿:スニフ | 2007年7月23日 09:14

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